建設現場にはどうしても職人気質の怖い人が多くいるイメージがあり、若手を怒鳴りつけて叱るようなマネジメントが半ば常識とされているような風潮が過去にありました。

現在では、昨今のハラスメントに対する意識向上や企業のコンプライアンス遵守の動きもあり、ほとんどの建設現場でパワハラ・セクハラと見られる事案は見られなくなっています。

今回は、「怒る・怒鳴る」マネジメントについての幸信電気の考え方をお伝えし、求職者の方に、より弊社をご理解いただければ幸いです。

【怒る・怒鳴るマネジメントはアリかナシか】

マネジメント理論や上司力などの書籍でもテーマとして語られることの多い事項ですが、幸信電気の考え方としては「怒ること自体はダメではない」が、「怒ることをマネジメントとして正確に機能させることは高度なテクニックである」と考えております。

・単に怒る（怒鳴る）のは

コントロールの効かない相手に対しストレスが溜まり、そのストレスを発散させるため、コントロール出来ない相手を威圧・支配するための言動です。

これは、怒られた相手は萎縮して言う事を聞いてれば良いと思うようになり、消極的になってしまう、パワハラを受けたと捉えるようになってしまうなど教育とは呼べない結果に繋がってしまいます。

・教育として怒る（怒鳴る）のは

自分の考えを攻撃性を伴わせずに伝え、相手が自身の意思で納得出来るための行動です。

これは、相手の自主性に働きかけて学習させ、同じ過ちを起こさないようにすることが出来るため、教育方法としては非常に有効です。

ただし、実践できる人は稀で、ほとんどの方が怒鳴られたことでこのように感じられた経験はないと思います。

この教育方法が出来るようになるには長期間に渡り訓練する必要があり、習得出来るとは限らないと考えています。

上記の考えに基づき、弊社では「怒らないマネジメント」を採用しています。

怒っていない状態で伝えることで、考えを冷静に伝えて相手の意思で納得できるよう促し、相互コミュニケーションを取りながら相手の自主性に働きかけます。

この方法は誰でも実践できると弊社では考えていますので弊社にご応募を検討される方の中には「前の職場では怒鳴る＆怒鳴られることが当たり前だった」という方がおられましたら、弊社にご入社される際には姿勢を改めていただく必要がございます。 その他の社内事情について気になる方がおられましたら、是非弊社人事部へお問い合わせください。